北総線運賃関連シンポジウムを開催します

北総線は、今年秋の「通学定期の1/3化」を中心として平均15%の値下げが予定されております。

私どもとしても、北総鉄道の今回の決断に対し、画期的なものであり、今後に道を開くものとして歓迎しております。

しかし、普通運賃について言えば、平均12%弱の値下げであり、京成本線比では、依然2倍という高水準です。

今後の北総地域の発展も視野に入れ、今後の見通しについて皆様のご意見もいただきたいという趣旨でのシンポジウウムです。

熊谷知事、沿線市長さんからもメッセージをいただいています。

多くの方々がご参加いただけますようご案内いたします。

とき:2022年5月21日(土)13:30~16:00

ところ:白井市文化会館中ホール

参加費・事前登録:不要です

北実会事務局:間嶋

 チラシ(PDF)はこちらをクリック 

北総線運賃値下げ後初のチラシ発行にあたって

北総線の運賃値下げを実現する会 会長 太田 誠

これまで頑なに、運賃値下げを拒んできた北総鉄道が、運賃値下げに踏み切ったことは、沿線の皆様も、歓迎しておられることと思います。私ども北実会は、次のように判断しています。

  • 通学定期の値下げ(京成本線並みに1/3への値下げ)は100点満点
  • 普通運賃、通勤定期は

・メタボ運賃の是正(会社は北総線内の移動を促進すると表現)は評価できる
・京成本線の2倍という高運賃は変わっていない
北総鉄道の決断には敬意を表します。


しかし、親会社京成がその地位を利用して、

①京成成田空港線は北総鉄道に線路使用料を払っていない
②小室-印旛日本医大間の線路を所有する千葉ニュータウン鉄道へ北総が支払う、線路使用料はこの区間の運賃全額となっている。北総鉄道はこの区間で1 円も利益を得ることができない

①②ともに、北総鉄道は1円の利益も出ない仕組みになっています。この線路使用料の不合理な関係(親会社京成への利益移転の仕組み)を正すことなしには、京成本線編みの運賃を実現することはできないのです。

今後も、運賃値下げを求めて運動していきたいと思っています。ご支援よろしくお願いします。チラシと合わせて普通運賃値下げの特徴をグラフにしてみました。(グラフ内をクリックすると大きくなります。)

北実会HP再開にあたって

2021年11月30日
 北実会 会長  太田 誠

 北総線運賃値下げを実現する会(略称:北実会)のホームページは、永年に及ぶ運賃値下げ運動の活動の反映・問題点の解明・値下げへの道筋などを皆さんにお知らせすることを目的に開設されました。ところがHP管理者であり当会の役員でもあった藤野龍一氏が病に倒れ、その後HPを維持管理することができないまま現在に至ってしまいました。

 運賃値下げの機運が高まり、運動を進めるにあたってのHPの必要性が強く求められるようになり、再開の準備を進める途上で、北総鉄道から運賃値下げが発表されました。通学定期に関しては京成本線並み(現行の1/3への値下げ)であり、私たちの求めるものが100%実現するという画期的なものでした。しかし、普通運賃や通勤定期については、メタボの部分は改善されたものの、全体としては高止まりであることは言うまでもありません。運賃問題の根底にある親会社京成が ①線路使用料を事実上不払いである ②千葉ニュータウン鉄道(京成の100%子会社)区間では運賃全額を線路使用料として差し出させる という世間の常識とはかけ離れた親会社への利益移転の仕組みが、そのまま継続しているのです。

 これからも値下げ運動の顔ともいえるHPの価値は、益々重要になるものと思っています。HP再開にあたり、膨大なデータをそのまま復活することはできませんでしたが、親会社京成の不合理な取り決めを理解するのに欠かせない線路使用料を中心とした契約類(今後運動を継続していく上で、この不公正な契約類を正すことを求めて行く必要があります)については網羅しました。他については5~6年分さかのぼったものやごく最近のものに限ったものもございますがご容赦ください。

 なお、今回掲載したもの以外の資料のご希望があれば事務局までお申し付けください。可能な限り、対応させていただきます。 (北実会事務局:間嶋 mashima5704@nifty.com )
このHP(ITアクティブサービス佐野真理加様のご尽力をいただいています)がこれからの値下げ運動に寄与することを信じて、再開のご挨拶とさせていただきます。