北総線運賃値下げ後初のチラシ発行にあたって

北総線の運賃値下げを実現する会 会長 太田 誠

これまで頑なに、運賃値下げを拒んできた北総鉄道が、運賃値下げに踏み切ったことは、沿線の皆様も、歓迎しておられることと思います。私ども北実会は、次のように判断しています。

  • 通学定期の値下げ(京成本線並みに1/3への値下げ)は100点満点
  • 普通運賃、通勤定期は

・メタボ運賃の是正(会社は北総線内の移動を促進すると表現)は評価できる
・京成本線の2倍という高運賃は変わっていない
北総鉄道の決断には敬意を表します。


しかし、親会社京成がその地位を利用して、

①京成成田空港線は北総鉄道に線路使用料を払っていない
②小室-印旛日本医大間の線路を所有する千葉ニュータウン鉄道へ北総が支払う、線路使用料はこの区間の運賃全額となっている。北総鉄道はこの区間で1 円も利益を得ることができない

①②ともに、北総鉄道は1円の利益も出ない仕組みになっています。この線路使用料の不合理な関係(親会社京成への利益移転の仕組み)を正すことなしには、京成本線編みの運賃を実現することはできないのです。

今後も、運賃値下げを求めて運動していきたいと思っています。ご支援よろしくお願いします。チラシと合わせて普通運賃値下げの特徴をグラフにしてみました。(グラフ内をクリックすると大きくなります。)