ごあいさつ

北総線の運賃値下げを実現する会
共同代表(事務局担当)間嶋 博

皆様におかれましては、北総線の運賃値下げを実現する会の活動に、物心両面からお力添えいただきまして、ありがとうございます。

さて、私ども北実会は、結成以来24年間、北総線の運賃値下げ運動を続けてまいりました。これもひとえに市民各位のご支援があったればこそであり、厚くお礼申し上げます。

この度の総会で、北実会の組織を変更し、新たな形で値下げ運動に取り組んでまいることになりました。(別掲の新会則をご参照ください)またしばらく更新してこれなかったHPもこの間の取り組みをを追加させていただきました。

高運賃値下げの運動が、なかなか目に見える成果を上げられない中で、一昨年(2021年)秋、北総鉄道は運賃値下げを発表し、昨年(2022年)10月1日から実施されました。内容としては通学定期の3分の1への値下げ(京成本線並みで画期的)、北総区間の最大100円の値下げでメタボ運賃の是正も図られました。北総鉄道の経営者のご尽力に感謝申し上げるものです。しかし普通運賃は依然京成本線の2倍という高さです。引き続き運賃値下げを求めて、運動を継続していきたいと考えております。

 私達は、次の二つの不公正を正せば京成本線並みの運賃を実現できると考えています。

  • 成田スカイアクセス線を運行する京成電鉄から正当な線路使用料等を収受すれば大幅値下げの原資ができる。(現在京成がほぼ同数の電車を走らせているのに、北総には1円の利益も入らない仕組みです。その上、線路や電路の補修費用不払い、電力使用料も不払いなどの疑惑ありです)
  • 北総鉄道が「小室・印旛日本医大駅間」を運行するに当たり千葉ニュータウン鉄道(株)に支払っている不合理な線路使用料(京成電鉄の6倍)を適正化すれば大幅値下げの原資ができる。(2022年10月より千葉ニュータウン鉄道への線路使用料契約を変更したと言われますが、京成と北総との負担割合は、大きくは変わらないとも説明されています)

これらの主張は北対協(印西市と白井市の行政・議会代表者とで構成した協議会)が法律や会計の専門家に分析を求めた別掲の「130913北総運賃問題調査報告書 (H25年9月13日付)」でも指摘されているところです。

とりわけこの間私共は、北総鉄道が千葉ニュータウン鉄道(小室・印旛日本医大駅間の線路所有者で京成電鉄の完全子会社)に支払う線路使用料契約の不合理性(「運賃全額を線路使用料とする」)を明らかにして、平成30年3月の更改時には契約内容を改めるべきことを沿線自治体や千葉県に強く訴える取り組みを行ってきました。また、毎年北総鉄道の株主総会に当たっては沿線6市長や県知事に、「株主として値下げを求める発言」を要請してきました。要請にこたえて発言されたのは今年は印西市、白井市、鎌ケ谷市の3市だけでした。

さて、私ども北実会は去る11月5日、定期総会を開催いたしました。新型コロナ禍の影響で、十分な活動をできないなどの困難もありましたが、一年間の活動を確認し今後の進め方について論議いたしました。内容は別掲の「2023年度『北総線の運賃値下げを実現する会』総会議案」の通りです。

北実会は、これからもみな様のご支援のもとに、近隣自治体、千葉県、国交省にも強く働きかけて高運賃の引き下げ実現に向けた運動を継続してまいります。チラシ発行による情報提供、鉄道事業者、行政への働きかけその他の活動を続けてまいります。

これまで同様、資金面でも特段のご配慮をいただきたく、お願い申し上げます。

当会は、会員の会費と住民の皆様からのご寄附で運営されております。

申すまでもなく、当会は超党派(協力いただける会派とはどことでも協力し、特定の会派・グループを排除しない)で運営しております。

末尾記載の振替口座にお振り込みいただければ幸いです。

敬具

 

 

なお、貴自治会・町内会様からご要望を頂ければ、北実会の活動や北総線の運賃問題について、いつでも説明にうかがいますので、お気軽にお声をおかけください。

(事務局 間嶋まで 090-8567-8797  E-mail:mashima5704@nifty.com)